3.2 プラグインアプリの種類

ミニアプリはプラグインアプリと呼ぶ、アプリの組合せであることを説明しました。プラグインアプリは3種類に分類され、それぞれがミニアプリを構成する上で異なった役割を果たします。ここでは、それぞれの役割について役割や特徴について説明します。

3.2.1 3種類のプラグインアプリ
ここでの説明のために、「次の予定の30分前になったら、自動的に予定の場所を地図表示する」というミニアプリを考えます。Google calendar にあらかじめ登録された予定の30分前になると、自動的に地図を表示します。訪問先がたくさんあるビジネスマンの方に有用なミニアプリです。


ミニアプリは、3つの要素から構成されます。「次の予定の30分前になったら」というミニアプリの実行条件に当たる要素を「イベント」、「地図表示する」というミニアプリが実行する動作を「アクション」、「次の予定を」というアクションを実行するためのパラメータを「インプット」と呼びます。

BLOCCOでは、ミニアプリの構成要素がそれぞれアプリによって担われます。このミニアプリのイベントでは、「カレンダー監視アプリ」がGoogle calendarを監視し、ミニアプリの実行条件をチェックします。イベントの役割を担うプラグインアプリを「イベントプラグインアプリ」と呼びます。また、「地図アプリ」がこのミニアプリのアクションを担います。アクションの役割を担うプラグインアプリを「アクションプラグインアプリ」と呼びます。さらに、このミニアプリでは、地図を実行する際のパラメータとして、「次の予定から位置取得アプリ」がGoogle calendarに登録された直近の予定から場所情報を取得し、地図アプリに渡します。このようにインプットの役割を担うプラグインアプリを「インプットプラグインアプリ」と呼びます。

次に、似たようなミニアプリですが、「任意のタイミングで、次の予定の場所までの乗り換え案内」というミニアプリについて説明します。今度は自動ではなく、お客様が好きなタイミングで、次の予定の場所までの乗り換え案内を実行できます。




このミニアプリには、イベントプラグインアプリは存在しません。ランチャーでボタンが押されるか、ホーム画面にショートカットを貼り付けている場合、そのショー トカットを押されたときに、直ちに実行されます。ここがまず1つ目のポイントです。イベントプラグインアプリがなくても、ミニアプリは成立します。それどころか、ミニアプリはアクションプラグインアプリ一つでも成立します。基本的な考え方として、イベントプラグインアプリのないミニアプリは「タッチ実行型」、 つまりボタンからワンタッチで実行するミニアプリであり、イベントプラグインアプリが設定されたミニアプリは「自動実行型」であるといえます。 

さて、このミニアプリのもう1つの特徴は、複数のインプットプラグインアプリが存在することです。一般に、乗り換え案内を実行しようとすると、3つのパラメータが必要になります。「出発駅」「到着駅」「時刻」の3つです。お実様がこのミニ アプリを実行すると、次の「予定の開始時刻」までに、「現在地」から「次の予定の場所」に到着するための乗り換え案内を実行します。「次の予定の開始時刻」「現在地」「次の予定の場所」のそれぞれの値をインプットプラグインアプリが取得し、アクションプラグインアプリに渡します。このように、BLOCCOでは、 1つのアクションプラグインアプリに対して、複数のインプットプラグインアプリを設定することができます。

3.2.2 各種別プラグインに対するBLOCCOの役割
ミニアプリが実行される際、BLOCCOは、プラグインとプラグインの間の通信のやりとりを仲介します。イベントプラグインアプリはミニアプリの実行条件が満たされたことを検出すると、BLOCCOに通知します。BLOCCOは実行条件が満たされたミニアプリに記載された内容に従い、インプットプラグインアプリからパラメータを取得し、それをアクションプラグインアプリに渡して、所定の動作の実行を命令します。 

Index 目次