3.1 BLOCCOをより深く理解しよう

ミニアプリは「複数のアプリの組合せによって構成される、アプリ実行シナリオ」であり、BLOCCOは「ミニアプリを設定・実行するための環境」です。と言われても、この説明ではわかりづらいと思いますので、演劇の世界に例えながらBLOCCOがどういうものなのかを説明したいと思います。

3.1.1 ミニアプリとアプリの役割
2章で紹介した、「エコモード(明るさ)」というミニアプリがどのように構成されているかを見てみましょう。

ミニアプリとは演劇における「台本」です。登場人物がどのように行動すべきかが記載されたものが台本であり、登場人物はこの台本に従って行動します。この場合、「バッテリー残量が30%以下になったら、画面の明るさを30に設定する」と書かれた台本がミニアプリに該当します。

ミニアプリが台本だとすれば、台本に従って行動する登場人物たちがアプリに該当します。このミニアプリの場合、登場人物は2人います。「バッテリー残量監視アプリ」と「画面の明るさ設定アプリ」です。バッテリー残量監視アプリは台本に従って、バッテリー残量が30%以下になったかどうかを監視し報告します。画面の明るさ設定アプリはその報告に従って、画面の明るさを30に設定します。

以下では、ミニアプリを構成するアプリのことを「プラグインアプリ」と呼びます。

3.1.2 BLOCCOの役割
それでは、BLOCCOは演劇に例えると、どのような役割を果たすのでしょうか。
BLOCCOがもつ役割、それは演出家です。「エコモード(明るさ)」の例で言うと、ミニアプリを実行する際、まずBLOCCOはバッテリー残量監視アプリに対して、バッテリー残量の監視を命令します。バッテリー残量監視アプリは、バッテリー残量が30%以下になると、その旨をBLOCCOに伝えます。BLOCCOはそれを受けて、画面の明るさ設定アプリに対して、明るさの変更を命令します。

お客様の役割とBLOCCOの、もう1つの役割
演劇が完成するには、もう1人、どうしても必要な人がいます。それは脚本家です。演出家であるBLOCCOに対して、台本つまりミニアプリを書いて渡す人がいなければ、そもそも演劇は成立しません。そんな最も重要な演出家の役割は、お客様にお願いしています。BLOCCOは、脚本家であるお客様にとって、極めて従順な演出家です。BLOCCOは余計な解釈を一切行わずに、ミニアプリに書かれた内容をそのままプラグインアプリに対して命令します。
また、BLOCCOはお客様に対し、ミニアプリを設定するための環境を提供します。後ほど説明するミニアプリを作成する機能や、ギャラリーからミニアプリをダウンロードする機能などがこれに当たります。

Index 目次